小学生のころからアメリカのヒット曲が大好きだったが、
特に1964年初頭のビートルズに触発された音楽シーンには気が気でなかった。
65年の秋くらいから業界紙のビルボードのHOT100にも気を止めるようになっていた。
年末にヒットしたバーズのTURN!TURN!TURN!や
サイモン&ガーファンクルのSOUND OF SILENCE を聴くに及んで、
私の頭の中ではこの繰り出してくる素晴らしき音楽を逃すまいということになった。
当時の日本のヒットチャートとは無縁の音楽達を何とかするには、
自分で作るしかないと思ったのである。
早速英単語記憶のカードに曲名を書き込み、
毎週それを並べ替えて順位付けして表にするという作業であった。
勉強もクラブ活動も続けながらの作業はどれだけのものだったかは定かではない。
ここに至って再度じっくり眺め検証してみたい。

なお、別の拙ブログでも随想誌にて音楽のことを綴っている。
ご興味のある方は是非訪れていただきたい。

2012年7月2日月曜日

音楽簿1966年7月2日号







「太陽は・・」が3週連続トップ。しかし1位から4位まで▼印がついて次週は大化けの予想。「孤独の世界」が次週トップを狙える位置についた。何と言っても今週の話題は14位初登場Cyrkleの「レッド・ラバー・ボール」だ。印象的なイントロ、絶妙のコーラス・ワーク、珍しいフィニッシュ・エンド。とにかく一瞬にして虜にさせる楽曲登場である。Circleでなく、というのはBirdsでなくByrdsです、というのと一緒で楽しい。後でわかることだが、この曲はヒットに恵まれなくてイギリスに放浪していたPaul Simonが、Bruce Woodleyと共作した数曲の一つ。彼は私のお気に入り名曲、1965年ヒットの「恋はたったひとつ」のSeekersのメンバーである。メロデイもいいがサウンドもいいのは、プロデューサー John Simonの功績だろう。再来週のトップを期待する。