小学生のころからアメリカのヒット曲が大好きだったが、
特に1964年初頭のビートルズに触発された音楽シーンには気が気でなかった。
65年の秋くらいから業界紙のビルボードのHOT100にも気を止めるようになっていた。
年末にヒットしたバーズのTURN!TURN!TURN!や
サイモン&ガーファンクルのSOUND OF SILENCE を聴くに及んで、
私の頭の中ではこの繰り出してくる素晴らしき音楽を逃すまいということになった。
当時の日本のヒットチャートとは無縁の音楽達を何とかするには、
自分で作るしかないと思ったのである。
早速英単語記憶のカードに曲名を書き込み、
毎週それを並べ替えて順位付けして表にするという作業であった。
勉強もクラブ活動も続けながらの作業はどれだけのものだったかは定かではない。
ここに至って再度じっくり眺め検証してみたい。

なお、別の拙ブログでも随想誌にて音楽のことを綴っている。
ご興味のある方は是非訪れていただきたい。

2012年7月15日日曜日

音楽簿1966年7月16日号




5週目チャンピオン「孤独の世界」と3週目挑戦者「レッド・ラバー・ボール」の一騎打ちは、ひとまず防衛戦に終わった。名前の書かれたカードを指にとって睨んで、エイ!ヤッと決める、まさに神の指先である。次週も再戦があるだろう。タイトルの前にRとかFとか書かれているのはフォークかロックかの違いを示す。フォーク好きのHITTABLEとしては当時のこの2者の活躍はたまらない・・だったろう。「夜のストレンジャー」が4週目にしてベスト10入りである。当時既にジャズ歌手として著名なFrank Sinatraの7月2日全米№1ヒットである。新しくも堂々とした、今でいえばクラシックなスタンダード・ナンバーの出現する瞬間を体験したわけである。