小学生のころからアメリカのヒット曲が大好きだったが、
特に1964年初頭のビートルズに触発された音楽シーンには気が気でなかった。
65年の秋くらいから業界紙のビルボードのHOT100にも気を止めるようになっていた。
年末にヒットしたバーズのTURN!TURN!TURN!や
サイモン&ガーファンクルのSOUND OF SILENCE を聴くに及んで、
私の頭の中ではこの繰り出してくる素晴らしき音楽を逃すまいということになった。
当時の日本のヒットチャートとは無縁の音楽達を何とかするには、
自分で作るしかないと思ったのである。
早速英単語記憶のカードに曲名を書き込み、
毎週それを並べ替えて順位付けして表にするという作業であった。
勉強もクラブ活動も続けながらの作業はどれだけのものだったかは定かではない。
ここに至って再度じっくり眺め検証してみたい。

なお、別の拙ブログでも随想誌にて音楽のことを綴っている。
ご興味のある方は是非訪れていただきたい。

2012年6月10日日曜日

音楽簿1966年6月11日号




「グッド・ラヴィン」が初登場9週目にして1位。遅咲きというか。当時、白人が黒人風に歌うというホワイト・ソウル的な流行の端緒について行くのに時間がかかったようだ。今週は、もう6位から8位と10位と強力な新曲でベスト10の厚みがぐっと増した。1,2位に▼印がついているし、勢いからすると次週WALKER BROTHERSが強いかもしれない。「黒く塗れ」が多少アップしたところ、今度はBEATLESの「ペーパーバック・ライター」も初登場50位であった。洋楽、ポップスというジャンルに革新的な曲が登場し、初耳ではいい悪いがわからなかったのかもしれないね。全米ホット100といっても、廻りの高校生くらいの少年達は、ほとんど追っかけられない世界だったのだから。