小学生のころからアメリカのヒット曲が大好きだったが、
特に1964年初頭のビートルズに触発された音楽シーンには気が気でなかった。
65年の秋くらいから業界紙のビルボードのHOT100にも気を止めるようになっていた。
年末にヒットしたバーズのTURN!TURN!TURN!や
サイモン&ガーファンクルのSOUND OF SILENCE を聴くに及んで、
私の頭の中ではこの繰り出してくる素晴らしき音楽を逃すまいということになった。
当時の日本のヒットチャートとは無縁の音楽達を何とかするには、
自分で作るしかないと思ったのである。
早速英単語記憶のカードに曲名を書き込み、
毎週それを並べ替えて順位付けして表にするという作業であった。
勉強もクラブ活動も続けながらの作業はどれだけのものだったかは定かではない。
ここに至って再度じっくり眺め検証してみたい。

なお、別の拙ブログでも随想誌にて音楽のことを綴っている。
ご興味のある方は是非訪れていただきたい。

2012年5月14日月曜日

音楽簿1966年5月14日号



「スループ・ジョン・B」はHITTABLE誕生後ビーチ・ボーイズの記念すべき№1曲となった。1966年を象徴するようなアルバム「ペットサウンズ」の第一弾シングルカット曲でもある。全米では3位止まりだったが、もともとトラッド・フォーク・ソングをB・ウィルソン流にアレンジすると、こうなる。フォーク贔屓のHITTABLEならトップは当然と言うべきか。さて、全米№1のYOUNG RASCALSの「グッド・ラビング」が強力になってきた。もともとブルースや黒人系の音楽は伸び悩むのだが、白人が黒人ぽく歌うならOkがでたようだ。次期トップはこの曲か。「マンデー・マンデー」も上がってきて要注意だが。反対にLOVIN’ SPOONFULの第3弾「デイドリーム」は虫の息。後世の評価の高い曲だが、当時は難解すぎたということだろうか。出だしは鈍いがPAUL REVERE & RAIDERSの「キックス」はバーズのプロデューサーだったテリー・メルチャーが売り込んでいる颯爽曲。どこまで伸びるか次週が楽しみ。