小学生のころからアメリカのヒット曲が大好きだったが、
特に1964年初頭のビートルズに触発された音楽シーンには気が気でなかった。
65年の秋くらいから業界紙のビルボードのHOT100にも気を止めるようになっていた。
年末にヒットしたバーズのTURN!TURN!TURN!や
サイモン&ガーファンクルのSOUND OF SILENCE を聴くに及んで、
私の頭の中ではこの繰り出してくる素晴らしき音楽を逃すまいということになった。
当時の日本のヒットチャートとは無縁の音楽達を何とかするには、
自分で作るしかないと思ったのである。
早速英単語記憶のカードに曲名を書き込み、
毎週それを並べ替えて順位付けして表にするという作業であった。
勉強もクラブ活動も続けながらの作業はどれだけのものだったかは定かではない。
ここに至って再度じっくり眺め検証してみたい。

なお、別の拙ブログでも随想誌にて音楽のことを綴っている。
ご興味のある方は是非訪れていただきたい。

2012年4月7日土曜日

音楽簿1966年4月7日号













46年前のチャート付となるとさすがの本人も全く覚えがない。しかし再度今ランク付けしてごらんと言われたら、同じような流れになっているのでは。それほど音楽の好みが変わっていないと思う。とうとう「夢のカリフォルニア」が4週連続の第1位。こんなにブレークしたのはたぶんHITTABLEだけだろう。先週の1位マークの横に▼があったのでもたないだろうと思ったが。来週はオマージュ的にはきっと「早く家に帰りたい」になるだろう。いつまでも独占できないのは、世の常と同じなのだから。ただ今マイブームのフランス・ギャルがトップ10に。この頃はフランスやイタリアも強かった時代。というか、業界がその後英米志向になって、私も乗せられてしまったようだ。それにしてもビートルズの「一人ぼっちのあいつ」が冴えない。猫も杓子もの風潮に反発する天邪鬼はこの頃からあった。今週は目ぼしい初登場がなかった。66年にしては珍しいこと。次週に期待したい。