小学生のころからアメリカのヒット曲が大好きだったが、
特に1964年初頭のビートルズに触発された音楽シーンには気が気でなかった。
65年の秋くらいから業界紙のビルボードのHOT100にも気を止めるようになっていた。
年末にヒットしたバーズのTURN!TURN!TURN!や
サイモン&ガーファンクルのSOUND OF SILENCE を聴くに及んで、
私の頭の中ではこの繰り出してくる素晴らしき音楽を逃すまいということになった。
当時の日本のヒットチャートとは無縁の音楽達を何とかするには、
自分で作るしかないと思ったのである。
早速英単語記憶のカードに曲名を書き込み、
毎週それを並べ替えて順位付けして表にするという作業であった。
勉強もクラブ活動も続けながらの作業はどれだけのものだったかは定かではない。
ここに至って再度じっくり眺め検証してみたい。

なお、別の拙ブログでも随想誌にて音楽のことを綴っている。
ご興味のある方は是非訪れていただきたい。

2012年9月2日日曜日

音楽簿1966年9月3日号






「サマー・イン・ザ・シティ」が4週目№1。あの、ひと月前の新曲ラッシュの先陣を切ったわけである。4週目の同窓9曲はベスト20位までに何と8曲が席巻。8位の「赤頭巾ちゃん」はちょっとエスニックでとっつきにくいが、なかなかの曲。数年後日本でそれらしき題名の小説が流行ったが、私の印象はこちらの方がずっと上だった。注目上昇曲はGary Lewis & the Playboysの「我が心のシンフォニー」。アレンジがいい感じ。後の研究でReon LusselやNick De Caroが関わっていたことを知る。Hollies「バス・ストップ」やBeachBoys「素敵じゃないか」のエバーグリーンが同時初登場。今週はまさに66年の夏の総決算という雰囲気が伝わってくるワクワク・チャートであった。なお、先週「レッド・ラバー・ボール」がミリオンセラー扱いになった。