小学生のころからアメリカのヒット曲が大好きだったが、
特に1964年初頭のビートルズに触発された音楽シーンには気が気でなかった。
65年の秋くらいから業界紙のビルボードのHOT100にも気を止めるようになっていた。
年末にヒットしたバーズのTURN!TURN!TURN!や
サイモン&ガーファンクルのSOUND OF SILENCE を聴くに及んで、
私の頭の中ではこの繰り出してくる素晴らしき音楽を逃すまいということになった。
当時の日本のヒットチャートとは無縁の音楽達を何とかするには、
自分で作るしかないと思ったのである。
早速英単語記憶のカードに曲名を書き込み、
毎週それを並べ替えて順位付けして表にするという作業であった。
勉強もクラブ活動も続けながらの作業はどれだけのものだったかは定かではない。
ここに至って再度じっくり眺め検証してみたい。

なお、別の拙ブログでも随想誌にて音楽のことを綴っている。
ご興味のある方は是非訪れていただきたい。

2012年6月3日日曜日

音楽簿1966年6月4日号





上位4曲が先週と同じということになった。これを停滞とみるか強力拮抗とみるか?
歴史の判断を待つしかないだろう・・などと言っていたなら、その歴史の判断はそろそろ下されるだろう。名曲の拮抗である。Billboardでも4月30日と5月7日の2週間この4曲は上位を占めた。5月7日と今週のHITTBLEではこの4曲上位であった。9位まで何とか上がったBOBBY FULLER FOURの「アイ・フォート・ザ・ロー」。変わった題名だが、中味はシンプルなロックンロールで、一聴すべき隠れた佳曲だろう。先週の初登場組がやはり赤丸急上昇で来週の楽しみでもある。今週の新曲も強力だ。「太陽はもう輝かない」はWALKER BROTHERSのSPECTOR SOUNDと言われた分厚く重たい聴感。まんま直訳の「男が女を愛するとき」や「グローリア」はもうたまらない。いよいよ66年の本荘(ほんちゃん)開始や! ROLLING STONESの「黒く塗れ」が50位初登場というのも、この曲らしい現れ方だなぁ・・と話題は尽きない6月4日であった。