HITTABLEが 2冊目に突入 |
HITTABLE誌は今週号から紙面を変えて続けられている。「太陽はもう輝かない」は「夢のカリフォルニア」に続く、初登場3週目の№1曲。もとはフォー・シーズンズのボーカルであるFrankie・Valliの持ち歌だったが、Walker・Brothersでベスト10には入らなかった、全米ヒット。64年の大№1ヒット「悲しきラグ・ドール」と同じく、Specter Soundと呼ばれるシンフォニックなバックに、骨太のヴォーカルを聴かせるタイプの曲想である。ボブ・クルーとゴーディオの才能の賜物にノックアウトされて、当分は天下が続きそうだ。「キックス」と「アイム・ア・ロック」、来週はもしかしてだが。「ブルー・アイズ」というのは和製ポップスの玄人バンドBlue Cometsによるもので、しぶとく11位まであがってきた。急上昇たぶんAdamoの「夢の中に君がいる」とともに、メロディは完全に失念した。初登場トップ33位の「孤独の世界」は、早すぎたシンガー・ソング・ライター、P・F・スローンの名曲。だが、何故か日本だけのヒットで、ちょっぴり不安で不満な一曲。英名での同名異曲でJulie Goldのグラミー曲のほうが、今現在は有名ではあろう。どちらも引けを取らない、稀有な例だ。