小学生のころからアメリカのヒット曲が大好きだったが、
特に1964年初頭のビートルズに触発された音楽シーンには気が気でなかった。
65年の秋くらいから業界紙のビルボードのHOT100にも気を止めるようになっていた。
年末にヒットしたバーズのTURN!TURN!TURN!や
サイモン&ガーファンクルのSOUND OF SILENCE を聴くに及んで、
私の頭の中ではこの繰り出してくる素晴らしき音楽を逃すまいということになった。
当時の日本のヒットチャートとは無縁の音楽達を何とかするには、
自分で作るしかないと思ったのである。
早速英単語記憶のカードに曲名を書き込み、
毎週それを並べ替えて順位付けして表にするという作業であった。
勉強もクラブ活動も続けながらの作業はどれだけのものだったかは定かではない。
ここに至って再度じっくり眺め検証してみたい。

なお、別の拙ブログでも随想誌にて音楽のことを綴っている。
ご興味のある方は是非訪れていただきたい。

2012年3月19日月曜日

音楽簿1966年3月19日号





































64年のBritish Invasion 英侵略、米反攻の65年を過ぎて、絶妙のブレンドが1966年なのである。67年は熟成して68年出涸らしという米英ポップス音楽史観はどうだろう。その66年2月創刊のHIT TABLEも、はや1か月目の第5号。 

やはり登場3週目にして№1は「夢のカリフォルニア」。全米では3位止まりだったが、こうなるとHIT TABLEでは何週間保てるかという興味が・
・・。今のところ強力なライバルは2週目11位の「早く家に帰りたい」くらい。それにしても同じS&Gの「静寂の音」が2位、しぶとい。2009年のライブでもインパクトの強い「音」ではあるが、正直しんどかった。3位の「桜の木に桃はならない」は肝心のメロディを忘れていたが、これもYoutubeで簡単に思い起こせる。全米ではJustUsというグループで5月に34位まで。日本では「谷間に三つの鐘が鳴る」がヒットしたBrownsによる、根強いフォーク・ソング。時代が変わったといっても、日本ではまだまだ生き残っていたわけである。10位の「ビートでOk!」は製薬会社のコマーシャルソングらしく小気味の良いインストで2月5日全米3位。大ヒットである。これは日本ではベンチャーズが演奏したくらいで、流行らなかったから自分だけの密な楽しみの曲となった。こういう曲を今後「蜜楽曲」と呼ぶ。12位「夢の蝶々」もフォーク・ソングだが、ニュー・フォークの草分けかな。佳曲で、3月12,19日全米5位。しかし他のブログにもあったが、こういう味わいのある曲は日本人が苦手とするらしい。知名度ゼロで、これも蜜楽曲。14位に下降したイエスタディ風のミック・ジャガーだが、28位初登場がスゴイ。その名も「19回目の神経衰弱」。彼、もう70前じゃないか?不相応の動態には脱帽しかない。