小学生のころからアメリカのヒット曲が大好きだったが、
特に1964年初頭のビートルズに触発された音楽シーンには気が気でなかった。
65年の秋くらいから業界紙のビルボードのHOT100にも気を止めるようになっていた。
年末にヒットしたバーズのTURN!TURN!TURN!や
サイモン&ガーファンクルのSOUND OF SILENCE を聴くに及んで、
私の頭の中ではこの繰り出してくる素晴らしき音楽を逃すまいということになった。
当時の日本のヒットチャートとは無縁の音楽達を何とかするには、
自分で作るしかないと思ったのである。
早速英単語記憶のカードに曲名を書き込み、
毎週それを並べ替えて順位付けして表にするという作業であった。
勉強もクラブ活動も続けながらの作業はどれだけのものだったかは定かではない。
ここに至って再度じっくり眺め検証してみたい。

なお、別の拙ブログでも随想誌にて音楽のことを綴っている。
ご興味のある方は是非訪れていただきたい。

2012年12月9日日曜日

音楽簿1966年12月10日号



やはりビーチ・ボーイズの「グッド・バイブレーション」が来たーぁ。前作辺りから夏の浜イメージから抜け出た、ブライアン・ウィルソンのスタジオ・ワーク曲。いきなり瞬間ボイスのイントロ→ベースライン→コーラスの被り→サビのテンポ→中途のパイプオルガン独奏→フェイドアウトのリピート。いわゆるミニ・シンフォニーである。HITTABLE50位だった名曲「神のみぞ知る」よりキャッチーな試みが大ヒットにつながった。後世の評価は別だが。今週は大きな移動のない、いい意味では優良曲のせめぎ合いの週であった。